佐藤茂のときどき真面目な金融日記

とある外資系トレーダーが綴る、金融中心かと思いきや雑多なブログ

債券の基礎

イールドカーブと景気サイクル。逆イールド発生は不景気突入の証!?

巷では、いよいよアメリカのイールドカーブが逆イールドに!と話題になっています。そこで今回はイールドカーブの形状変化と景気サイクルについて見ていきましょう。 イールドカーブって何だよという方はまずこちらを。 www.shigeru-sato.com イールドカーブ…

債券の基礎(7)クリーンプライスとダーティプライス

前回はレポ取引について解説しました。 今回は、実際に債券を売買する際の話です。 早速ですが下の図のような場合を考えてみましょう。額面100円のとある債券が取引されているとします。 クーポンは年利1%で半年ごとの利息払い、つまり債券保有者は半年に0.5…

債券の基礎(6)レポ取引

前回はデュレーションについて解説しました。 今回はレポ取引について説明したいと思います。 レポ(Repo)とは英語のRepurchase Agreementを略したもので、いろいろな形態があるのですが、本質的にはどれも同じで「債券と現金を一定期間交換する契約」と言…

債券の基礎(5)デュレーション

前回はFRAとユーロダラーについて説明しました。 さて、『債券の基礎』というからには必ず説明しないといけないのが「デュレーション」(duration)という概念です。直訳すると「期間」という意味になります。このデュレーション、債券トレーダーにとっては…

債権の基礎(4)FRAとユーロダラー先物

前回は、フォワードレートという概念を説明しました。要は、将来のある時点からある時点までの金利のことです。今回は、その将来の金利を取引するFRAとユーロダラー先物について解説します。FRAは「フラ」と呼んだりします。 FRA ユーロダラー先物 FRA 今、…

債券の基礎(3)フォワードレート

前回はゼロレートがどういうものかを学習しました。 そして、ゼロクーポン債の利回りと通常のクーポン債の価格からブートストラップ法を用いて色々な期間ゼロレートを求め、ゼロカーブから未知の期間のレートを推定するということを確認しました。今回は、フ…

債券の基礎(2)ゼロレートとブートストラップ法

前回、債券の価格が、『デリバティブの基礎の基礎』で見たように、将来のキャッシュフローを現在価値にディスカウントして求められることを確認しました。その際に使ったのは、現在からキャッシュフローが立つ各時点までのディスカウントレートでした。 この…

債券の基礎(1)価格と利回り

このシリーズでは、債券の基礎について解説したいと思います。当シリーズは『デリバティブの基礎の基礎』シリーズでの知識を前提としていますので、まずはそちらを読まれることをお勧めします。またこのシリーズは、次に続く『スワップの基礎』を読むための…